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手放せない香りLE LABO

ルラボは2006年、ロレアル社やアルマーニ・エクスチェンジフレグランスのインターナショナル・マーケティング・ディレクターなどで経験を積んだエディ・ロスキー氏がファブリース・ペノー氏とともにNYで立ち上げたフレグランスブランド。大々的な広告などに金をかけず、原料など香水そのものに費用をかけ、予算の限度をもうけず調香師のイメージする香りをとことん追求するという〜大量生産、大量消費の真逆を行く凝りに凝ったブランド。

数字はその香りに使用されている香料の数。調香師たちの大いなる想像力が感じられます。

トップ、ミドル、ラストと時間の経過とともに肌にのせた香りは変化していきます。多くのフレグランスブランドは最初に嗅いだ時に「いい匂い!」と感じるトップノートに力を入れていますが、ルラボは個々の肌と馴染みその人にしかない香りが感じられるラストで威力を発揮します。体温など肌の環境は人それぞれ。同じ香水を選んでも十人十色な香りが生まれます。

「SANTAL 33」は、常に手元に置いておきたい私にとっての寺院の香り。

そしてシティ エクスクルーシブ コレクションの東京「GAIAC 10」。1,000回の試みの後、最終的に10の香料に落ち着いたという究極に削ぎ落とした潔い香り。 主張しすぎず、それでいて凛とした存在感を放ち、10の香料の層が驚くほど複雑で、時間をかけてじっくりとその美しさを感じられるという〜まさに静かなる美「日本」の香り。スキンパフュームと称される「GAIAC 10」は、驚くほど肌に馴染み、邪魔にならず心地いい。

そしてシティシリーズのモスクワ「BENJOIN 19」。ロシアの文豪トルストイによって描写された「アンナカレーニナ」で、アンナがヴロンスキーとモスクワ駅で出会う一瞬を切り取った香り。何一つ元には戻らない瞬間。情熱を注いだ一瞬。インセンスの透明感と静けさは、ベンゾンの発する炎の熱さと相まって壮大なドラマを生み出す。多くの感情と情熱を含んだ香りはページめくるかのごとく、刻一刻と変化し忘れられない瞬間を刻む。

最近はLE LEBOしか使ってないかも〜虜になる香りたちです。

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