東洋趣味好きにはたまらない「住みたい!」空間 ベトナム伝統医学博物館
- lulu-cabinet
- 2017年8月30日
- 読了時間: 2分
ベトナム全土から収集した古代の薬学書や漢方薬、漢方を作る道具などが、ベトナム北部から移築してきた19世紀の木材を使用した伝統的な建築の中にギッシリと詰まっている「ベトナム伝統医学博物館」。

ほどんど観光客はいませんが〜東洋趣味好きにはたまらない「住みたい!!!」空間。コロニアル建築も素敵だけれど〜ホーチミンでもう一度訪れたいところは?と聞かれれば、私はここ。

最初に15分程の「ベトナム東洋医学の歴史」にまつわる映像(英語にドイツ語字幕)を見た後に、6階あるフロアをガイドが簡潔に説明してくれます(ベトナム語と英語のみ)。

薬草の数!圧巻。鹿の角や、ベトナムでポピュラーな蓮の実、葉などもありました。手前の動物たちは昔「薬」として珍重されていたそうですが〜現在使用されているのはコブラと鹿の角、だそう。
照明の当て方、ディスプレイの仕方も素晴らしい!と思う。 この類の博物館は、内容が難しすぎたり、資料の並べ方が陳腐で興味がそそられなかったり〜することが多々ありますが、ここは違う。 ガイドの説明がダラダラと長くなく簡潔。圧倒的美意識が随所に散りばめられ、歴史的重厚感を損なわず、モダンなディスプレイ。

ちょっとしたクラシックな衣装も用意されているので、着て昔の薬局のイメージを再現するもの面白い。

建築や調度品だけでなく、自然界の一部である人の身体、その全体のバランスを診る東洋医学の素晴らしさを再確認できる貴重なところです。市の中心部から少し離れていますが是非!!

FITO Museum(ベトナム伝統医学博物館) VOGUE blog「『カオダイ教』総本山とベトナム伝統医学博物館〜ベトナム旅行記④」
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